リストランテ ラ・トスカーナ(イタリア料理)


◆場 所(渋谷区代官山町17−6 代官山アドレス・ディセ1F)
東急電鉄 東横線 代官山駅で降りて駅前に出ると、右手方面に見える高層マンション一帯が代官山アドレスです。代官山公園を右手に向って進むと代官山アドレスになりますので、その中の通路進み、ディセの右手の外階段を降りていくとレストランの入口です。駅から徒歩で2分程度です。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
東急東横線代官山駅

◆電 話
03−5459−0857(FAX 03−5459−0858)

◆営業時間
ランチ  11:30〜15:30(L.O.14:30)
ディナー 18:00〜23:00(L.O.22:00)
  年中無休

◆雰囲気
2000年8月、旧同潤会アパートを取り壊して再開発された代官山アドレスにオープンしたイタリアンレストランで、ワインの輸入販売で有名なエノテカ系列のレストランです。レストランは1階ということになっていますが、屋外階段を降りていくと、右の写真の屋外席のあるエントランスになりますので、地下1階のように感じます。レストランの入口は写真の一番奥にあります。
レストランに入るとニ番目の写真のようなカウンターがあり、ここがレセプションも兼ねていて、予約リストをチェックしてくれます。ダイニングルームに向うと左手にガラスで仕切られた、整然としたキッチン(四番目の写真)、右手にテラスに沿って二人用のテーブル席が並んでいて、奥に三番目の写真の大きなダイニングスペースがあります。二人用のテーブル席は窓際なので、一番上の写真のテラスをガラス越しに見ながら食事ができます。但しキッチンの隣りのテーブル席は、レストランに入る人は必ず通る場所なので、通路の途中で食事しているような感じがしないでもありません。

ダイニングルームはモダンですが、木を生かした上品で温かみのある内装で、エノテカのワインショップを思い出させます。床はテラス側がダークブラウンの木、その他はテラコッタ風の大判タイル仕上げ、壁は主に白の塗装と木を使って仕上げています。
テーブルは四本の金属脚のもので、椅子のクッションは少な目ですが、どちらもしっかりした造りです。テーブルの間隔は程良く、通路も広くて天井も高いので開放感があります。

照明はハロゲンライトを使ったダウンライトとスポットライトを使っていて、テーブルの上の明るさも充分です。BGMは静かな音量でモダンジャズの曲が流れていました。

なおテーブルウェア関係は以下のものを使っています。テーブルクロスは白の1枚で、食器は白のイタリアのTognana(オーブン・電子レンジOK)のもの、カトラリーはメーカー不祥でした。グラスはエノテカで販売されているものを使っていますので、ワインは容量の大きなグラスで楽しめます。テーブルの上には塩と胡椒の用意もありました。

レストルームはレストラン内になく、ダイニングルームの奥の一番左手のドアを開けて外に出ると、正面左手(ショッッピングゾーンの人も利用します。)にあります。新しいビルですので中はきれいで、カウンターには液体石鹸、ハンドドライヤーの用意がありました。

サービスに関してですが、席数が多いのでスタッフの数も多く、全体の印象としては丁寧に思います。ほとんど満席でもテーブルへの目配りは良く、てきぱきしていました。料理をシェアしてもらっても、お取り皿は温めてあり、席をはずすとナプキンをたたんで置いてくれました。入出店時の取次ぎ、挨拶も丁寧で、エノテカ系列のレストランは、基本的なサービスがしっかりしている印象を受けます。

◆価 格
ランチ
 ¥1,500/¥2,800
ディナー
 ¥6,500
  アンティパスト、パスタ、魚料理、肉料理、ドルチェ、カフェ
 アラカルトもあります。
  アラカルトの主な価格帯
   アンティパスト ¥1,600〜¥1,800
   プリモピアット ¥1,200〜2,400
   魚料理 ¥1,800〜¥2,400
   肉料理 ¥1,600〜¥3,000
   ドルチェ ¥600〜¥1,000/ドリップコーヒー ¥500
   サービス料 10%

◆料 理
店名通りに、すべてトスカーナ料理というわけではなく、オーソドックスなイタリア料理がメニューに並んでいます。選択肢が多いので、料理の内容が決まっていたコース料理で満足できない人は、アラカルトを選んだ方が良いと思います。私達には全体に塩味が少々強めに感じましたが、人によってはちょうど良いかもしれません。

アンティパストの『36ヶ月熟成の生ハム イベリコヴェジョーダ』は、名前を見てもわかるように、イタリアの生ハム、プロシュートではなく、近年輸入が解禁されたスペインの最高級生ハム、ハモン・イベリコです。その独特の深い味わいは、他の素材との組合せは考えられません。
アンティパストの『旬の茸のソテー』は、フランスからの茸が中心で、ジロル、セップ、トランペット、マッシュルームなどの茸をイタリアンパセリと一緒に軽くソテーしたものです。茸本来の味が充分楽しめる一品でした。

パスタの『モンタルチーノの手打ちパスタ トスカーナ風ミートソース パルミジャーノをお好みで』は、生パスタでもしっかりした腰があり、芯をうまく残したアルデンテのパスタでした。ちょっと胡椒が強めでしたが、ミートソースがおいしくて、パスタとのからみ具合も良いと思います。
リゾットの『イタリア産チーズのリゾット』は、チーズの味が濃厚なリゾットで、これもアルデンテで仕上っていました。私達には少し塩味が強めに感じたのが残念なところです。

肉料理の本日の肉料理 オッソブッコは、北イタリアの代表的な料理で、仔牛脛肉の煮込み具合がとても良く、骨髄のトロッとした味がうまく調和していました。ソースの味は強めで、トマトの風味は少なめに仕上げています。

サービスされたパンは、特に温めていませんでしたが、意外とさっぱりした味で、料理との相性が良く、イタリアンレストランでよくあるようにオリーブオイルが添えられました。

ドルチェの『りんごのストュルーデル ジェラート添え』は、ジェラートは幾つかから選べ、甘さを抑えた上品な味でした。たっぷり入ったクルミと干し葡萄も魅力的です。他のドルチェには、パンナコッタ、ティラミス、マチェドニアなどオーソドックスなものの用意がありました。

食後の飲み物はエスプレッソ、カプチーノ、ドリップコーヒーなどが選べましたが、プティフールのサービスはありませんでした。

ワインの品揃えはとても充実しています。エノテカ系列ですが、フランス・ボルドー地方中心では勿論なく、イタリアワインの有名銘柄中心に、赤が百数十種類(¥3,000〜¥25,000位)、白が30種類弱(¥3,000〜¥8,000位)でした。フランスの有名銘柄のヴィンテージワイン(¥36,000〜¥45,000位)もあり、作り手をクローズアップした専用ページもあります。
食前酒、食後酒のリストもあり、グラスのスプマンテが¥600でしたので、気軽に食前酒として注文できました。

◆その他の情報
席数が多いですが、週末は満席になることが多いので予約して行きましょう。

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