ル・カフェ・ブルー(フランス料理)


◆場 所(中央区銀座6−3−2 ギャラリーセンタービル1F)
地下鉄銀座駅は出口がいくつもあるので、数寄屋橋交差点角のH2数寄屋橋阪急(外堀通りに面したソニービルの向かいの百貨店)からの行き方を説明します。晴海通りに面したH2数寄屋橋阪急と隣接した数寄屋橋公園の間の数寄屋橋通りを、新橋方向に向かいます。最初の通りの右手の角のビルの1Fがレストランです。泰明小学校の通り向かいになり、H2数寄屋橋阪急から徒歩1分程度です。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
地下鉄 銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅

◆電 話
TEL 03−3569−0202/FAX 03−3569−0188

◆営業時間
11:00〜23:00/23:30
  年中無休

◆雰囲気
’99年3月に開店した、カジュアルなカフェ&フレンチレストランで、ブランド品通りとして有名な、パリのフォーブル・サントノーレ通りのランバン・メンズブティックの建物内にある、『ル・カフェ・ブルー』との提携レストランです。
レストランのファサードは、写真のように全面ガラスで覆われていて、通りを歩くとレストランの中が良く見えます。左手の入口から入ると、正面にレセプションがあります。レセプションの右手に110席ほどのダイニングルームが広がっていますが、ダイニングルームは、通りから数えていくと、三つのブロックに別れています。通りに面したブロックは、カフェ・コーナー(食事の予約が多い場合は、レストラン・コーナーとしても使用します。)、その奥の1段フロアが下がったところは、レストラン・コーナー、一番奥の中2階とも言えるフロアは、基本的にはレストラン・コーナーですが、バーコーナーとして利用することも可能です。またレセプションの左手奥には個室もあります。
ダイニングルームの床にはベージュの大理石、パイン材(?)、下に照明を組み込んだ白く光る樹脂(?)を使っっています。壁も同じような材質を使っていて、間接照明を壁に組み込んでいるところもあります。写真をご覧になればわかるように、モダンでシャープでまとめたデザインの中に、木を使って暖かみを入れたインテリアです。席数は多いですが、通路幅がゆったりしていますので、落ち着いた気分で食事が楽しめます。レセプションの右手にはバーカウンターがあり、その向かって右手に厨房への入口があります。

中央のレストランコーナーのテーブルは黒の金属脚の重量級のもの、椅子は壁と同じ色合いの木製のブルーのクッションのものです。
照明は写真の白くて細長いグローブのペンダントライト、ダウンライト、間接照明の壁、光の床を使っています。各テーブルをライトアップするような照明ではありませんが、適度な明るさです。天井のBOSEの白いスピーカーから流れてくるBGMは、ダイニングルームが空いている時には大きな音量で、席が埋まってくると小さな音量に、人が増えて会話がにぎやかになると、中止していました。音楽はモダンジャズでした。

テーブルウェアに関しては次の通りです。クロスは厚手のネルの上に濃いブルーと薄いブルーのクロスの3枚掛けで、ナプキンは白のリネンで『ル・カフェ・ブルー』の刺繍入りです。クロスや内装など、至る所に店名のブルーを使っていますが、これらは、『ランバン・ブルー』と呼ばれているそうです。食器はオリジナルの『ル・カフェ・ブルー』で、カトラリーはステンレスの『WA』のものです。一般のグラスは普通のクリスタガラスですが、ボトルを注文すれば、ワイングラスは容量の大きなスピゲラウを用意してくれますので、ワインを味わうには十分です。
レストルームはレセプションの左手奥の少し階段を上がった中2階に、男女1室づつあります。男性用は床、壁ともベージュの大理石で、広さも十分で、高級感があります。洗面ボウルは金属製で、洗面カウンターにはガラスを使い、シャープなデザインでまとめています。なお洗面カウンターには一輪挿しと液体石鹸が置いてあり、ペーパータオルの用意もありました。

サービスに関してですが、110席の広いダイニングルームを10名弱のサービススタッフが担当しています。カフェ&レストランなので、高級レストランのように詳しく料理を説明したりしませんが、席が6割位埋まった状況では、テーブルの目配りは十分で、料理を出すタイミングも良いものでした。ただこの広さで席がほとんど埋まった状況では、テーブルの目配りにスキが出ることは避けられないでしょうから、ワイングラスが空になったり、パンを追加したい時は、呼んでサービスしてもらいましょう。なおワインに関してわからないことがあれば、ソムリエも居りますので、親切なアドバイスを受けることができます。

◆価 格
ランチ  行っていないので不明です。
ディナー
 ¥3,800/¥4,200/¥4,600/¥5,300
   デセール ¥700〜¥900位    フロマージュ 盛り合わせ¥1,100
   サービス料 10%

◆料 理
このレストランの料理は、白山のフレンチレストラン『ラ・ベル・ド・ジュール』の深津シェフがプロデュースしています。メニューの料理を見ると、『ラ・ベル・ド・ジュール』の本格的なフレンチではなく、ビストロとフレンチの中間の料理を狙っているようです。味付けもスパイスを積極的に使っていて、料理によっては、少しスパイスの使い過ぎに思えることもあります。スパイスが苦手な人や、前菜と主菜を同じ肉料理系にする場合、注意した方が良いでしょう。
ディナーコースは、前菜、主菜を数種類から選択するプリフィクススタイルです。

前菜の『田舎風テリーヌ』は、ビストロ定番のテリーヌですが、生ハムを周囲に巻いています。付け合わせとして、オリーブ(下にはマッシュポテト)、インゲン(下には手作りマユネーズ)が添えられます。クミン(?)などのスパイスが効いたテリーヌは、比較的柔らかく仕上げていました。
前菜の『季節野菜のバロティーヌ』は、海老、アスパラガス、キャベツ、人参、ブロッコリーなどをゼリー寄せしたものです。見た目も爽やかで、素材本来の味を生かすためか、あっさりした味に仕上げていました。
肉料理の『鴨胸肉のグリエ ワイルドライス添え』は、料理の香りが良く、主菜としての量も十分です。鴨のコンフィも添えられていて、付け合わせの野菜には、チコリ(ヴィネグレットソースで味付け)、ブロッコリー、インゲン、人参などが使われていました。鴨胸肉には、蜂蜜によるほのかな甘みが感じられますが、強めに使われているスパイス(かなりたくさんの種類のスパイスを、ミックスして使っているようです。)の味が支配的です。
なおパンはバゲットだけでしたが、温めてサービスされました。

ワゴンから数種類(洋梨のタルト、木イチゴのミルフィーユなど 選ぶデセールにより料金は変ります。)、皿盛りのデセールから2〜3種類の中から選ぶことができます。『クレーム・ブリュレ』は、器は大きいですが、薄く盛り付けているので、量は思ったほど多くありません。バニラビーンズの風味がよく効いていました。
食後の飲物は、コーヒーか紅茶を選べ、紅茶用のミルクを用意してくれました。

ワインの品揃えですが、ワインリストは二つに別れていて、一つはリーズナブルなワインの印刷されたリスト、もう一つは、恐らく注文する人は、ほとんどいないであろう、高価な銘穣ワイン(ペトリュス、シャトー・ラトュール、ラ・ターシュなど24種 最高¥120,000)の手書きのリストです。リーズナブルなワインのリストは、赤がボルドー、ブルゴーニュ、チリ、南アフリカなどが10種類(¥4,000〜¥10,000位)、白がブルゴーニュなど5種類(¥3,000〜¥6,000位)なので、料理と価格のバランスが取れています。なおこちらのリストはヴィンテージの記載がないですが、ソムリエの話しによると、今後品揃えも見直して、ヴィンテージも記載するそうです。グラスワインも数種類(¥700〜¥800)ありました。

◆その他の情報
このレストランはオフィスビルのコーヒー自動販売機などで有名な、ユニマット[正式名 (株)ユニマット・オフィスコ]の経営です。
個室は12名程度が着席でき、グループでの会食に使えます。
カフェ&レストランですが、披露宴や大規模パーティをすることも可能で、そのための相談コーナーがレストランに入って左側にあります。
青山 骨董通りに、青山店(港区南青山5−11−8 レキシントン青山ビルB1F  TEL 03−5778−4185)があります。

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