レ ロジェ エギュスキロール(フランス料理)


レ ロジェ エギュスキロール ◆場 所(中央区銀座4−6−16 銀座三越12F)
銀座線・日比谷線 銀座駅の改札口前にある銀座三越内のレストランです。地下1階の入口から銀座三越に入り、一番奥のエレベーター(晴海通り側の東銀座寄り)で12階に上り、12階のレストランフロアを銀座通り方向に進むとレストランがあります。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
地下鉄 銀座線・日比谷線・丸ノ内線 銀座駅

◆電 話
03−3561−7020

◆営業時間
11:00〜16:00(LO 14:30)/17:00〜23:00(LO 21:00)
  定休日:銀座三越の閉館日に準ずる。

◆雰囲気
フランス・バスク地方のミシュラン星付きレストラン「レ ロジェ」の女性シェフ、アンドレ・ロジェ氏(女性で初めてM.O.F.を取得しています。)と提携したフレンチレストランです。デパート内のレストランというと、無難な有名店のセカンドラインが多いですが、銀座三越のレストランフロア(11・12階)はなかなか個性的なレストランが揃っていて、このレ ロジェ エギュスキロールもモダン・フレンチとして銀座界隈のフレンチの中でも人目を引く存在です。

レ ロジェ エギュスキロール レストランの入口は開放的な木を生かしたインテリアで、入口左手にレセプションと後ろにワインセラー、右手にはフレンチレストランには珍しくバーコーナーに6席ほどのカウンター席があります。レセプションでコート、手荷物を預けてダイニングルームに入ると、赤をベースにしたインテリアが目に入ってきます。赤と言っても高級感のある品の良い色調で、ボックスシートや壁面に使われています。

テーブル席は、テラスに向かって右手の赤の壁沿いにブラウンのベンチシート、中央部が半円形で赤の3名用ボックスシート、左手の石を使った壁沿いにブラウンの2名用ボックスシートに分かれています。床の仕上げはグレーのカーペットで、テーブルの間隔、通路幅は適度に保たれていて、落ち着いて食事が頂けます。また銀座通り側のテラスは前面窓になっていて開放感があり、所々に配されたフラワーアレンジメントやグリーンが爽やかなイメージを与えてくれます。
テーブルはしっかりした造りのもので、ボックスシートのクッションもしっかした、座り心地の良いものでした。インテリア全体の印象として、高級感、開放感、落ち着いた雰囲気がとてもバランス良くミックスされていると思いました。

レ ロジェ エギュスキロール 照明は天井中央に大きな間接照明とダウンライト、壁にはブラケットが配され、十分な明るさを確保しています。BGMは流れていませんでしたが、天井にはスピーカーが設置されています。

食器は白のナルミのモダンデザインのもので、カトラリーもモダンデザインのステンレス製のものです。グラスはC&Sでテーブルクロスはなく、皮のランチョンマットが使用されていました。

レストルームは店内になく、同じフロアのエレベーター(晴海通り側の東銀座寄り)の隣にあります。

サービスに関しては次の通りです。何回かこのレストランを利用しておりますが、ほぼ満席状態でも、テーブルへの目配りはしっかりしていて、料理がサービスされる間合いも適度でした。全体のサービスは丁寧な印象で、料理の説明も詳しく教えてくれ、ワイン等のアドバイスも的確です。入出店時の対応も丁寧かつスムーズでした。

◆価 格
ランチ ¥3,6000/¥4,800/¥6,500
ディナー ¥4,800/¥6,500
 ムニュ・デギュスタシオン ¥9,000もあります。

◆料 理
レ ロジェ エギュスキロールの料理はオーソドックスな料理をベースにシェフのアイデアを生かしてオリジナルな料理に昇華させたモダンフレンチと言えます。素材の組み合わせ方、素材の使い方にシェフのセンスが光ります。ただ美しいだけのフレンチではなく、しっかりした味付けにシェフの主張が感じられます。
ディナーの料理は基本的にプリフィクスになっていて、前菜、メイン、デセールの料理を3〜4品から選べました。料理によっては追加料金がかかります。盛り付けは繊細で美しく、二段トレイを使ったプレゼンテーションは女性客を意識しているように思えます。一品の料理は量的には少なめですが、写真のようにアミューズ、プティフールは充実しています。

アミューズは二段トレイに盛られていて、パプリカのピュレ、かぼちゃとお芋のスープ、干し鱈のプランタード、ラディッシュに赤と黄のパプリカのソースといろいろな味が楽しめます。タパスのような楽しさがあります。
前菜の『なめらかな鷲鳥のフォアグラのロワイヤル トリュフ風味』は、オーソドックスなフォアグラのロワイヤルですが、フォアグラの味は濃く、トリュフの風味もしっかりでていました。量的にはもっと欲しくなるほどの濃厚なおいしさです。

レ ロジェ エギュスキロール 魚料理の『チョリゾを纏った本日の魚と小イカとココ豆のクレーム』は、シェフのスペシャリテで、白身魚の上にパン粉、香草、バター、サラミ、バスク地方の唐辛子をまぜてペースト状にしたものを上にのせてオーブンでカリッと蒸し焼きにしたものです。サフランで色付けした、アサリの出汁と白インゲン豆のソースと一緒に頂きます。
パンは、中がもちもちで塩気が効いたもので、皮は柔らかめでした。

アバンデセールは、フローズンマンゴーで濃厚な味です。
デセールの『フローズンベリーとメレンゲを詰めたヨーグルトのパルフェ フランボワーズソース』は、パルフェの味が軽やかなデセールで、フランボワーズの甘酸っぱいソースがたっぷりと添えられます。

プティフールは二段トレイで、フランボワーズのマカロン、バスク地方のタルト、ガートショコラ、生チョコレートなどがサービスされました。

◆その他の情報
カップルの場合は左手の壁沿いの2名用ボックスシートが落ち着いた雰囲気でお勧めです。予約の時はこの席を指定しましょう。
季節が良い時はテラス席でデセールが頂けます。

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