クイーン・アリス大使館(フランス料理)


◆場 所(港区南麻布4−11−42)
広尾交差点の三菱銀行と神戸屋の間の通りを数十m進み、突き当たりを右に曲がって、道なりに6〜7分行くとフランス大使館の正門になります。その隣の建物がクイーン・アリス大使館です。明治通りの手前十数mの所になります。駅から徒歩10分弱位です。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
営団地下鉄 日比谷線 広尾駅

◆電 話
03−5420−4001(FAX 03−5420−4002)

◆営業時間
11:30〜13:30  17:30〜21:30

◆雰囲気
クイーン・アリス大使館は本店、迎賓館、銀座店に次ぐ四番目の店で、インテリアに関して最もまとまっていると思います。披露宴によく使われる迎賓館はテーブル、椅子の質が余り良くなく、調度品も統一感がありません。メニューはどの店もほとんど同じはずなので、クイーン・アリスに行くなら大使館に行くことをお勧めします。劇場をイメージしたというインテリアはとても個性的で、フランス料理という非日常を演出するにはふさわしいインテリアと言えるでしょう。クイーン・アリスが女性に人気があるのは、この辺にも理由があると思われます。

レストランに入りフロントに手荷物などを預けると、ダイニングルームがB1Fであることに気づきます。1Fまで吹き抜けになったダイニングルームには、ゆるやかな曲線の階段を降りるとたどり着きます。ダイニングルームは壁面に沿ってBOX席がいくつか並び、中央にはテーブル席があります。
言葉では表現しにくいですが、BOX席はそれぞれ弧を描いており、BOX席の両サイドにはドレープした真紅のカーテン、BOX席の天井はレースを通して照明が取り付けてあります。これは明らかにパリのオペラ・ガルニエのBOX席のイメージを取り入れていると考えられます。席と席の間隔は平均的には狭いですが、BOX席は多少広めなので、予約するなら、BOX席を予約しましょう。

なおカトラリーはクリストフル(ホテル仕様)を使用しています。クイーン・アリスのサービスに関して、いろいろ批判をしているWebページがありますが、筆者がこの店で経験した範囲では、どのサービスも卒なくこなしており、料理の説明はマニュアル通りの感じですが、特に悪い印象は受けませんでした。出店時もレセプションの人が見送ってくれます。

◆価 格
ランチ  ¥3,500〜
ディナー ¥7,500〜  アラカルトもあります。
   サービス料 14%

◆料 理
クイーン・アリスの料理は、人により酷評する人もいれば、とても食べやすくていいと言う人もいます。フランス料理のように、一般の人には”ハレの日”の食事で、1年に何回も行かないのであれば、いつも同じようなメニューであっても、和風の隠し味で日本人に食べやすく、アワビやフォアグラのようなを高級食材を使ったメニューをこの値段でいただけるのは、コストパーフォーマンスは良いと思います。好みの料理が選択できて、冷前菜、温前菜、スープ、魚料理、グラニテ、肉料理、デザート、コーヒーの構成でディナーコースが¥7,500のフランス料理のレストラン、しかもインテリアは思い出に残るような印象的なレストランはなかなか存在しません。但しあまりいい素材のフォアグラではないし、何度も行ったら、何の驚きもない味であることは覚悟する必要があります。

あまりフランス料理店を知らない人にこの店を紹介すると、どの人も「とても良かった。」という返事が返ってくるのは、一般の人が望むフランス料理店に対する要求を具現化していると考えられます。
なおワインに関して品揃えは平凡で、価格は多少他店より安いかなというレべルです。

◆その他の情報
シェフは言わずと知れた、名誉鉄人なる石鍋シェフ。クラブデトラントの会員です。
車で行く場合、駐車場はないので、明治通り沿いのコインパーキングを利用することになります。

   クラブデトラント クイーン・アリス迎賓館のページへ(大使館ではないので、ご注意)

   グルメ・ナビゲーター(ぐるなび) クイーン・アリス大使館のページへ




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